要介護者が陥りやすい心理とは

要介護者が陥りやすい心理とは

要介護状態とは、怪我や病気、身体及び精神障害により2週間以上の期間にわたり、

常時介護が必要になることをいいます。

上記の状態で、介護保険に該当する人を、要介護者と呼んでいます。

介護をしていくにあたり、要介護者の陥りやすい心理を知ることによって、

相手の気持ちを理解したり、接し方、勇気づけ方の参考になります。

 

要介護者が抱えるグリーフとは

あなたがもし、明日突然、骨折や脳梗塞、脳出血などで歩けなくなったらと考えたことはありますか?

怪我や病気でグリーフになることは少なくありません。

グリーフとは、この以前のブログでも何度か説明していますが、

喪失体験からくる悲嘆とその反応を言います。

喪失体験は、死別や離別だけではありません。

怪我や病気により、体の一部、または大部分の機能を失ってしまったことも喪失体験になります。

 

 

あなたがその気持ちを知りたければ、片足立ちで1分間移動してみて下さい。

椅子につかまったり、ケンケンしても構いません。

たった1分でも、かなり辛いと思いませんか?

足は痛いし、息切れもするし、とにかく疲れますよね。

片足を無くした人や、麻痺で動かなくなった人はその状態で毎日暮らしているんです。

 

家族の立場では、寝たきりにならないようにリハビリを受けさせたいし、

出来るだけ歩いて自分のことをしてほしいと思いますよね。

要介護者の方々もそれは頭では解っています。

グリーフ状態から、立ち直るまでの時間は人それぞれです。

入院中からリハビリを積極的に行って、帰ってからも継続する人もいれば、

「リハビリはしたいけど、家から出たくない」という人もいます。

中には、抑うつ状態で、人と会うこと自体を拒絶してしまう人も。

 

家から出られなくなってしまった人に、あなたならどんな言葉をかけますか?

必要性を説明して言い聞かせますか?

「もう半年もたつのよ。家にばかりこもっていたら、寝たきりになってしまうわよ!」

励まして、集団の中に連れて行きますか?

「家で黙っていても、話し相手もいないし。認知症になったらどうするの?」

それとも、だまって見守りますか?

「・・・・・・・」

 

 

グリーフ状態にある人と、そうでない人(モーニング)の見分け方

辛いことに蓋をして閉じこもっているか、小出しに悲しみや怒りを出しているかで見分けます。

グリーフは、混乱や不安、恐れ、怒り、罪悪感がわきあがりながらも

周囲の状況や思い込みによって、自分の気持ちを不適切に抑え込んでいる状態をいいます。

それに比べて、モーニングという状態は、同じ思いを抱えながらも小出しに外に出せる人

例えば、片足を切断で無くしたショックで、周りに怒りをぶつけたり、泣きわめいたりを

信頼できる相手に見せることができる。

モーニングの状態がある人は、解りやすいので周りの支援が受けやすいのですが、

グリーフの人は、表に出せない分、原因不明のめまいや頭痛など体に反応が起きて、

布団から起き上がれなくなるなどの、状況に陥りやすいのです。

 

グリーフからの立ち直りは、人それぞれで周りから、「もう半年」とか言われても

まだ半年という感覚でいることも多い。

グリーフとの関りで、支援者が大切にしていきたいことは、

その状態は決して異常ではないことを伝えること。

〇 正常化(ノーマライズ):あなたのような状況なら、そうなって当然です。おかしくありません。

× 一般化(ジェネライズ):片足を切断すれば、みんなそうなって当然です。おかしくありあせん。

同じ内容を話していますが、どこが違いますか?

 

 

人は、自分のことを一般化されることを嫌います。

悲しみは人と比べて優越を付けるものではないからです。

では、そんなグリーフの人にご家族や支援者が出来ることはなんでしょう。

それは、相手を見守り、話し相手になること。

少しずつ起きられるようになったら、訪問リハビリや訪問看護のサービスを

導入して、体を看ながら、話をしていく。

自宅にいても非日常にふれることにより、気持ちを紛らわすことができて

信頼関係により、家族にも話せないことを話せるかもしれません。

 

焦らず、でも諦めず

しっかり関わっていきましょう。

 

今日もブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では、またね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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