ケアマネジャーの役割と受け持ち人数
ケアマネジャーの役割と受け持ち人数
早速ですが、あなたは、ケアマネジャーという職業があることを知っていますか?
ケアマネカウンセラーの吉田和枝です。
前回は、介護保険のしくみのブログの中で、
ケアマネジャーという人がいるという話をしました。
ご家族に、デイサービスなどの介護保険サービスを利用していらっしゃる方が
いる方は、よくご存じだと思います。
ケアマネジャーを日本語で言うと、「介護支援専門員」となるのですが
介護を支援する専門員?
介護を支援するとは、介護に力添えすること
専門員とは、専門知識を持ってその分野の事務を担当する職員と
辞書には書いてあります。(日本国語大辞典)
言葉だけみると介護に力添えする事務員みたいなイメージですよね。
ヘルパーさんという言葉は聞いたことありませんか?
ヘルパーさんとは、施設や自宅を訪問して、介護が必要な人に直接介護する方たち
のことです。
ひと昔前になりますが、「ヘルプマン」「任侠ヘルパー」など、
テレビドラマになったので、知っているという人も多いと思います。
ヘルパーさんも介護に力添えするというイメージありますよね。
ヘルパーさんとケアマネジャー、実は全然違うのです。
では、ケアマネジャーの役割とはなんでしょうか?
ケアマネジャーの役割とは
ケアマネジャーは、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成や、実際にサービスを提供する事業を行う人たちとの間で、調整を行う、介護保険に関する専門家です。
ケアマネジャーは、まず、介護を受けようしている人やそのご家族のご相談にのり、
介護保険では何ができるのか説明します。
そして、サービスをご利用する方が自立した日常生活を送るために、
医療や介護、福祉サービスなどの中からに必要なものを判断し、
サービスを組み合わせてケアプラン(サービス計画書)を作成します
ケアマネジャーは計画に沿って、サービスが利用できているか、変更が必要なところは
ないかなど、サービスが始まった後も継続して全体を管理しています。
ケアマネジャーが働く場所
ケアマネジャーには、自宅で介護する人を担当するケアマネジャーと、施設に入所している人を担当するケアマネジャーの2種類があります。
ケアマネジャーってどこにいるのでしょう。
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自宅で介護をうける人のケアマネジャー
居宅介護支援事業所というところで働いています。
詳しくは市町村の窓口や、インターネットで検索してください。
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施設で介護を受ける人のケアマネジャー
介護保険施設の中で働いています。
ケアマネジャーは、担当する人数が決まっています
このブログをご覧になって頂いている方は、自宅での介護をイメージされている方が
多いと思いのではないでしょうか。
自宅で介護を受ける人のケアマネジャーは担当する人数が決まっています。
法律で決まっている受け持ち数は、一人につき35名まで。
そのため、良さそうなケアマネジャーの事務所に依頼しても、
人数がいっぱいだと断られることもあります。
実はこのケアマネジャーを選ぶのが、意外と大変です。
続きは、次回のブログ、意外と大変なケアマネジャー選びでお話ししますね。
