介護の現場では今、何が起こっているのか

介護の現場では今、何が起こっているのか

介護施設では今、コロナウイルスの流行で、感染対策をしながら介護しています。

私の職場は、介護老人保健施設の1階にあり、2階から4階までが入所施設となっています。

現在、どこの施設でも面会謝絶。

入所者に会えるのは施設職員のみ。

外勤の多い、在宅の要介護者を担当するケアマネジャーは、同じ施設にいても入ることは出来ません。

100名の入所者を抱えるこの施設が、もしクラスター感染を起こしたらと思うと不安と背中合わせで日々過ごしています。

今、施設ではどのように外部と繋がっているのでしょうか。

 

通いのサービスは受け入れ継続

保育所、児童館と同様に、家族が仕事に出ている間、施設で通いのサービス(デイサービス)を利用している要介護者がいます。

また、高齢世帯で自宅での介護が大変な人もいます。

施設介護の出入りが難しくなった今、通いのサービスは貴重な社会資源です。

クラスター感染の予防で、通いのサービスがお休みになったら、それを補う訪問介護や訪問看護が、十分に受けられるとは限りません。

通いのサービスに比べて、訪問のサービスはその数も職員の人数も極端に少ないからです。

介護の軽い人は、デイサービスをお休みしている人もいて、全体的な通いのサービスの利用者数は減っています。

 

 

入所者の精神的なケア

入所者も1ヶ月以上、家族と面会できていません。

仕方ないと理解できていても、やはりふさぎ込んでしまう人も多い。

洗濯物を取りに来ているご家族は、玄関前で職員と受け渡しをします。

1階に入所のお部屋がある施設は、窓ガラス越しに面会できますが、2階以上にお部屋がある施設は、顔を見ることができません。

玄関にある内線電話で、入所している高齢者と話をするので精いっぱい。

中には、面会に来てくれない理由を理解できなくて「家に帰りたい」と電話でご主人に訴える人。

「家族の顔を忘れてしまう」と話す人もいると聴きました。

感染していなくても隔離状態となっている介護施設の現状。

1人でも感染者が出たら、職員の持ち込みになること。

その重圧は、介護職員を疲弊させます。

病院もそうですが、テレワークが認められない医療・介護職員の待遇についても国は考えてもらいたいと思います。

 

ケアマネジャーの役割

私たち在宅で介護している人を担当するケアマネジャーは、厚労省からの通達で、本人の状態が安定している人であれば、訪問や会議の開催については電話や書類のやり取りでの仕事を認められています。

しかし、在宅でのテレワークについては、個人経営のケアマネジャー以外、難しいのが現状。

外出自粛で、皆さん、話し相手に飢えている。

マスクと手洗い、手指消毒をしながら、訪問するのは精神的なケアがメインとなっています。

訪問先のご家庭には本人だけではなく、ご家族の中で体調不良の方が出た場合にも、必ず知らせて頂くよう私たちもお願いしました。

介護施設にクラスター感染が起きて、施設利用が難しくなったら、在宅介護を調整するケアマネジャーの需要が今以上に高まるでしょう。

ケアマネジャー自身の体調管理もしっかりしないといけませんね。

 

 

 

 

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