陰陽五行のお話

陰陽五行のお話

陰陽五行は、東洋哲学や東洋医学における宇宙の根本原理で、薬膳学の土台となるものです。

「陽」は太陽のようなイメージです。
例えば、明るく温かい昼や春。
「陰」は、月のようなイメージです。
例えば、暗い、寒い、濁っている。日の当たらない影の部分。
夜や秋などです。

陰陽学説では、自然界のすべての物事は、相互と対立の両面性があると考えます。

すべての物事は、陰と陽に対立しながらも統一され、常に動きながらバランスをとっています。
この陰陽のバランスのとれた状態を「陰平陽秘」と言います。

陰陽の食物と味

食物も、性質と味によって陰陽が分かれます。

「陽」に属する食物
・しょうが
・とうがらし
・こしょう
・もち米
・ねぎ
・ニラ
・エビ など

「陰」に属する食物
・小麦
・大根
・レンコン
・トマト
・豆腐
・カニ
・牡蠣
・イカ など

味は、「陽」が、辛味、「陰」が苦味などに分かれます。

また、陰でも陽でもなく、その中間の食品には
・玄米、天然酵母パン、大根、小松菜、りんご、黒ごま、漬物、納豆、芋類。海藻類。
などふだんの基本の食品が多く存在します。

陰性の食品でも干したり火を通したり発酵させたりすることで陽性化させることもできます。
陰性のものばかりを食べていると、冷えやすい体質になっていきます。
あなたが健康で、特に深刻な病いをかかえているのでなければそれほど気にしなくても大丈夫ですが、頭の片隅に入れておいて陽性の食品を多く食べるように心がけたいものです。

 

五行説とは

あらゆるものは木・火・土・金・水という五つの要素で出来ているというのが五行説です。
行というのは「巡る」という意味です。

上の図は、「五行論・相生と相克の関係図」です。

「相生」とは、木・火・土・金・水の五行が、相互に物事が進むように促し、相互に成長するという意味です。
「相克」とは、勝つことで、制約・抑制を意味します。

木の特性

成長・発散・柔軟・伸びるという特徴があります。
季節で言うと「春」が属します。
五臓の肝臓は、うつを嫌い、伸びやかさを好むので「木」に属します。

火の特性

熱い、炎上、燃えるという特徴があります。
季節で言うと「夏」が属します。
五臓の心臓は、喜びを好み、温かいので「火」に属します。

土の特性

植物・農作物・動物などのすべての生物が誕生し、成長し、生活する基盤です。
暑くも寒くもなく、農作物が良く育つ土地は「土」に属します。
脾臓と胃は、食物を消化吸収し、体に営養をを与えて成長させるので「土」に属します。

金の特性

金は硬い性質で、独特で綺麗な光沢を持ちます。
不純なものを取り除き、調え清める。収縮させて引き締めるイメージがあります。
季節で言うと実りの「秋」が属します。
五臓の肺は、デリケートな臓で、清浄を好み、空気の汚れに傷つきやすいので「金」に属します。

水の特性

水は命を潤します。冷たい性質で、高いところから低いところに流れます。
季節で言うと「冬」に属します。
五臓では腎臓は、全身の水を管理するので「水」に属します。

「相生」も「相克」も体は循環して調和していて、どこか悪くなった時には他は悪くないということはないのです。
また調子が悪かったところが元気になっていくと、ほかも元気になってくることがあるとうことです。

五行図をよく見ると「恐怖」とか「怒り」とか。
これって何?と思いますよね。
エゴ(我執)には、傲慢・利己・冷酷・強欲があってそれぞれ肝・脾・心・肺に配当します。
ストレスが、ある種の病気の発症や進行に影響するというのは、ここでもわかると思います。

 

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