アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは?
あなたは、最近誰かに怒ったことはありますか?
お子さんにですか?
ご主人に対してですか?
それともご兄弟に?
お正月、お子さんたちや親戚の方々が集まることが多いですよね。
楽しい時間を過ごすはずが、ちょっとしたことで口論になり喧嘩してしまうということは珍しくありません。
世間では、理性が働いて怒りをコントロールできても、家庭では難しいことが多いのではないでしょうか?
こんばんは、介護をする人の心と体を調える、ケアマネカウンセラーの吉田和枝です。
皆さんはアンガーマネジメントという言葉をご存じでしょうか?
アンガーマネジメントとは、怒りと上手に付き合う方法で、心理療法の一つです。
怒らないことを目指すといった精神修行ではなく、知識と技術を使って「怒り」を取り扱う「スキル」です。
アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカから広まり、最近では日本の企業からの注目が高まり、
社員研修などへの導入も広がっています。
「怒る」という感情には、メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、「すっきりする」「相手にはっきり意志が伝えられる」といったことがあります。
また、「くやしいから頑張る」「負けたくないから努力する」などの源となるアドレナリンは、怒りのエネルギーから生まれます。
デメリットとしては、相手との関係が気まずくなることの他に、「身体に及ぼす悪影響」があるとされています。体のあらゆる機能が落ち、通常の7~8倍くらいのダメージを受ける。
(エネルギーパンチをくらった感じ?)
怒りにもさまざま強度や性質があります。
- 強度が高い…激高して怒ってしまう。一度怒り出すと止まらない。
- 持続性がある…いつまでも怒り続ける。根に持つ。
- 頻度が高い…しょっちゅうイライラする。カチンとくることが多い。
- 攻撃性がある…他人を傷つける。自分を傷つける。モノを壊す。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介さんはこう述べています。
怒りの感情のピークは長くて6秒であると。
イラッとしたりむかつくことがあったら、指でそのことを書いてみましょう。
体を使って待つことを覚えるのが一番効果的です。
慣れてくれば頭の中で待つのもいいのですが、体で作業して待つほうが効きます。
怒ることで変えられるならばコントロールすべきです。
しかし変えられないことや、コントロールできないことや、重要でないことはほっておいていいのです。
○○すべきという考えも、人それぞれ尺度が違います。
自分の世界と他人の世界は違うんだということを常に考えていると、激高して怒ってしまうことはないでしょう。
それではおさらいです。
- 怒りを感じてきた時は、6秒間、指で手のひらに書いてみましょう!
- 怒って相手を変えられるものかどうか考えてみましょう!
- 人と自分では流れる時間も、価値観も違うと言うことを思い出しましょう!
以上のことが分かれば、もう大丈夫。
家庭円満なお正月が過ごせるでしょう!
では、今日も最後までブログを読んで頂きありがとうございました。
では、またね。
